本文へスキップ

あなたがウサギに出来ることは　獣医師による　うさぎ専門情報サイトです。

MAIL alles@usagi.cn

アレス動物医療センター

授乳時期の掃除

疑問、質問

　子供が小学校でこの一夏だけウサギを預かることになって、ウサギをこの夏飼うことになりました。
　一週間ほどしたら、いきなり！仔ウサギをごろごろ産んだんです。

　何の知識もなかったので、まさか妊娠してるなんて夢にも思わなかったので、どうすればよいのかわからず、獣医さんに夜中救急で電話しました。
　そしたら、「草食動物は非常に臆病なので、人間が育てることは絶対無理です。
人間の気配とかに気づいたら殺してしまうかもしれないので、何かで囲ってそっとしておいてあげてください。」と言われ、エサはぱっとやり、掃除は控えめにするように言われました。

　でも、掃除も簡単にしてやりたいのですが、この夏だけということもあって、ケージは引き出し付のじゃないんです。中のウサギを出して、すのこをとってしないとちゃんと掃除できないんです。
　でも、湿気がたまると皮膚炎になるかも、といわれるし、でも、仔ウサギを出そうとしたら人間の臭いが付いて育てようとしないかもしれないし・・・・
　どうしたらいいんでしょうか。

　（一部ホームページ用に中略しております）

お返事

　結論から言いますと、仔ウサギが外に出てくるまで、つまり最低生後２週間くらいは、餌と水だけ与えて、その時以外は、いっさい近づかない、様子もみない、掃除も極力簡易的に済ませるというのが、一般的なうさぎの授乳時の鉄則です。

　たしかにこの時期ですから、汚れによる湿性皮膚炎など、不安なことはたくさんあるのですが、仔うさぎの命を優先するなら、じっと我慢するしかありません。
　どちらもリスクはありますが、ようは、どちらのリスクのほうが高いかということです。

　可能であれば引き出し付きのケージに変えてあげられれば理想かもしれませんが、一時預かりのうさぎさんにどこまでしてあげられるかは、おうちごとに事情があるでしょうからできる範囲でやってあげるしかないのかもしれません。

　気苦労も多いでしょうが、がんばってください。

アレス動物医療センター

〒933-0813
富山県高岡市下伏間江371

TEL 0766-25-2586
FAX 0766-25-2584