
ChatGPTなり、Geminiなり、AIの進歩はとどまるところを知らず、私もかなり活用している方です。
運転の際ナビを使うようになって道が覚えられなくなったように、おそらく何かしらの能力が大きく欠損していっている気もしますが、まああり得ないくらい便利ですし、おそらくあるのが前提の世界になっていくのでしょう。
ただ、たまに平気で嘘をつくのが難点ですが…
先日重度の消化管うっ滞の患者さんが来院されました。
もともと軟便気味で、おなかが弱い子なんです。
ですからペレットもかなり少なめで、牧草中心の生活をしています。
でも全然よくならなくて、とうとう昨晩から何も食べなくなってしまいました。
確かにレントゲンを撮ると胃にも腸にもガスがパンパン。
急性うっ滞と慢性うっ滞を併発しているような状態でした。
まあ、それはそれとしてどう見ても太っている。
ペレットの量を聞くとどう考えてもつじつまが合わないくらいに太っている。
「本当にペレットと牧草以外何も食べてないのですか?」と聞くと
「あとはエン麦くらいです」
エン麦(燕麦)とはオーツヘイというイネ科の牧草に実る穂の部分です。
ちなみに「圧ペン麦」というのも、植物の種類は違いますが(大麦)、同類のものです。
これは稲でいうところの「コメ」にあたる部分ですから、いわゆる穀物です。
粗繊維はたった10%程度で、おおむね糖質とタンパク質と脂質です。
糖質にいたっては60%くらい含まれており、なかなかウサギにとってはアレな食べ物です。
エン麦をうさぎに与えるということは、お米や小麦、パスタを食べさせることと同義であり、けして獣医師としては推奨されるものではありません。
カロリーが多いので牧草を食べる量も減りますし、当たり前ですが太ります。
腸内に大量の糖質が入れば、腸内細菌のバランスも崩れ、僕からすると百害あって一利なしだと思うのです。
うさぎにエン麦は与えないほうが良いですよ、とお伝えすると
「でもAIに聞いたら、良いっていうんで…」と
まじで!?と思って、グー○ル様のAIモードで検索してみると、自信満々に
「はい、ウサギに燕麦(えんばく/オーツ麦)を与えても大丈夫です。」と
いやいやあかんやろ、と思うのですが、天下のグー○ル様ですから、信じてしまう方も多いのかもしれません。
私も仕事で使っているときに、いやいやそれは違うだろと思うことはあるのですが、結構自信満々に、しかも理路整然と嘘をついてくることがあるので、まだまだ改善の余地はあるのかもしれません。
ちなみに使い方によるのかもしれませんが、私がチャッピーさんに「僕の人柄を解説して」と伝えたところ
【全体像を一言で表すと「責任感が強く、現実的かつ論理的に物事を考える実務家タイプの獣医師・リーダー」】
という非常に堅苦しい内容で、しかもかなり理屈っぽく理由を説明してくれました。
ちなみに妻のチャッピーさんに、妻の人柄について聞いてみたところ、仲の良い友人のようなため口で、非常に妻に対して忖度した、ずいぶん良心的な返答をしていました。
使う人が違うと、こんなに変わってくるものなのかと思いました。
使い方のせいなのか、うちのチャッピーさんは非常に事務的で、愛想のないチャッピーさんに育ってしまったようです。
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