9年越しの新作
2025/12/1
大きなトラブルがなければ、本日僕の拙著「一般臨床医のための できる！！ウサギの診療」が出版されます。
心の中の副題は【誰でもできる！！ウサギの診療】です。
さらに心の奥底にある副題は【嫁さんが風呂に入っている間に書いたウサギの診療】です。
これはあくまで獣医師向けの本ですので、決して一般の方は買わないでください。
その価格なんと18,000円＋消費税！サイゼ〇アなら嫁と豪遊を7回はできる金額です。サ〇ゼリアすげー！
ですので、獣医さんが経費で領収書を切って買う本ですので、間違って買っちゃわないようお願いします。多分返品はききません。
前作「できる！！ウサギの診療」出版から9年もかかってしまいました。
初回の編集者との会議で「先生はこの本を新作として出版されたいですか?それとも前作の改訂版として出版されたいですか？」と聞かれたので
「一部内容は重なっていますが、ほぼほぼ書下ろしですので、前の本とは無関係の新作として出版したいです。名前も全然違うのが本当はありがたいです。」と答えました。
「ただ、もし前作の後継本として売ったほうが、売れそうなら、それでも良いです」と付け加えました。
結果「できる！！ウサギの診療」は「一般臨床医のための できる！！ウサギの診療」に生まれ変わりました！！
…世知辛いぜ
まあ、売れりゃなんでもいいんですけどね。
出版社は「大ヒット書籍！！」とか大層なお褒めの言葉をくださるのですが、どうにも前作に納得がいっていなかった僕はこの9年間ひたすら地道に(出版社に頼まれたわけでもないのに)書き続けてきました。
雨の日も、風の日も、寝る間を惜しんで、休むことなく
…書いたわけではありません。
休みの日は一文字も書きませんでした。
一時ちょっと飽きて2年ほどyoutubeに浮気していました。
書くのは一日1時間、妻がお風呂に入っているその時だけと自主的に！決めました。
ここ大事です。自主的にです。決して妻に何かを言われたわけではありません。
結果9年もかかってしまいました。
それでも、ようやく満足のいく1冊ができました。
目標にしたのは同人誌並みに薄っぺらい獣医学書です。
犬や猫の診療がメインの忙しい先生方が、長々とした文章を読んでいる暇はないはず。
少しでも無駄は省き、必要最低限どのことにまとめ、でも必要なことは書いてある。
そんな一冊を作りたくて、大げさでなく文字一文字も余分な文言が内容がんばりました。
結果できた本のページ数が377ページ！
…前回の本より100ページくらい増えている。
同人誌目指したはずなのに…
このひとりごとを獣医さんが読んでいるかはわかりませんが、念のため。
この本はすでにウサギの診療が95点以上のレベルで実施できている専門の先生には全く役に立ちません。
あくまで一般の犬猫の病院の院長、あるいはうさぎも診られるようになりたいという勤務医の先生、あるいは将来うさぎも診られる臨床家になりたい獣医学部の生徒さん向けの本です。
0点を60点へ、あるいは60点を80点にするための本です。
スペシャリストは間違って買ってしまわないようお願いします。
ただ、この本が売れれば売れるほど僕のマンガ書庫が充実していきます。
本はいらないんだけど、経費を使って僕の趣味を充実させてあげようという、決算前の院長先生がいらっしゃいましたら是非ご購入ください。
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「一般臨床医のための できる！！ウサギの診療」
アレス動物医療センター
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