かれこれ30年近くこの仕事をしていますので、しがらみだったり、何だったりで病院外での仕事もぼちぼちあったりします。
書籍の出版もそうですし、大学の講義や、他県でのうさぎの講演なんかもそうですが、非日常な感じがして結構楽しいです。
大変さを超える新鮮さといいますか。
今回は今までとはちょっとベクトルの違うお仕事をご依頼いただきました。
富山県水墨美術館での講演です。
現在新鮮さを超える不安を感じております。
現在富山県水墨美術館で【どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより】という企画展をもよおされております。
2025年9月21日までとのことですので、なかなか腰の据わった企画展です。
江戸時代に日本人の生活に溶け込んでいた犬や猫、うさぎ、馬などの浮世絵や資料がたくさん展示されます。
僕も先日妻と観てきたのですが、絵画としても、日本人との関連性を示す資料としても非常に面白い企画展だと思います。
その企画展にウサギの絵が一枚、うさぎ番付?のような印刷物が1枚、計2枚の展示物を題材に1時間の講演を依頼されました。
いわゆるギャラリートークという奴です。
…2枚の展示物で1時間
基本セオドア・ルーズベルトの精神「とりあえず『できる』と言え、手段はあとから考えればよい」をモットーにやらせていただいておりますので、二つ返事でお受けしたのですが
…きびしくね?
ウサギの病気についてのトークでしたら4〜5時間くらいべらべらしゃべれると思うのですが、うさぎの浮世絵2枚で1時間…ハードだぜ。
妻も一緒に企画展を見ながら、これ獣医さんの話なんか1時間も聞く人いるの?と僕が怖くて口にできなかったことをあっさり吐露する始末。
ほかの(展示物でない)資料も使ってスライド作るんで、スライドでお話しする形でも良いですか?と企画運営の方にお願いして絶賛パワーポイント作成中。
やっぱり浮世絵2枚の前で、原稿なしフリーハンドで1時間は ちゅらい
スライドがもうすぐ完成するので美術館の方に目を通してもらって、もし著作権的にアウトだったら、本当にフリーハンドで戦う羽目になるのかも…こわい
まあ、神様は乗り越えられない試練は与えないと言われていたり、言われていなかったりしますから、これもまた自分の幅を広げるチャンスと思って頑張ります。
2025年8月16日 14時から富山県水墨美術館。
盆の最中もしお時間がある方は是非お立ち寄りください(チケットを買わないとお聞きいただけません)。エアコンがよく効いておりますので、お昼寝にも最適です。
同業者の方(特に富山県内の方)はご遠慮ください。
恥ずかしくてフリーズしてしまいます。
フリじゃないです、ガチなやつです。
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