歯肉(舌)が白い

 迷わず今すぐ動物病院へ行ってください。
 歯肉や舌などの色が白くなっているというのは、つまり貧血状態であるということです。

 貧血の原因というのはいくつか考えられますが、栄養不良や急激な出血、中毒などが一般的です。

 栄養不良の原因としては、第一に食餌バランスの悪さが挙げられます。
 食餌についての詳細は「正しい飼い方」をご覧ください。


 これ以外の原因として、腸管や肝臓、腎臓などの障害が挙げられます。
 これらの器官に障害が生じると、せっかく食べた食餌をうまく吸収できない、あるいは吸収できてもそれを利用できないという状態に陥り、慢性的な栄養不良となって貧血を起こすことがあります。

 うちの食餌は大丈夫と勝手に判断せずに、食事のバランスがきちんととれているか、あるいは腸管や肝臓、腎臓に障害がないかを確認するために動物病院へ行くべきでしょう。

 出血により歯肉が白くなっているとしたら、これはかなり急を要する状態です。
 高いところから落下したり、何かにぶつかったりして、皮膚が裂け、見た目にも明らかに出血してる場合もありますが、内臓が傷つき、お腹の中でひっそりと出血が起こっている場合もありえます。
 またお腹や胸の中に腫瘍(癌)があり、これが破裂してしまった場合も同様に激しい出血が起こります。

 これは状態が許せば即止血のために手術をする必要があるでしょうが、実際は肉眼で貧血がわかるくらいの状態のウサギさんが全身麻酔に耐えるかというと、答えはNOで、どちらかというと止血剤などの内科療法が主となるかもしれません。
 もちろんそれでも手術にかけざるを得ないシチュエーションもありますので、これは獣医師の判断にゆだねるしかないかもしれません。

 貧血が起こりうる中毒はネギ中毒や殺鼠剤(ネズミを殺す薬)中毒などがあります。
 ネギ科の植物を食べると貧血を起こして子に至ることがあるのですが、これはタマネギ、ニンニク、ニラなども含みますし、それらのものが入った料理(たとえば、餃子、カレーライス、焼肉のたれの付着したものなどなど)でも起こる可能性があります。
 
 殺鼠剤の中にはネギ中毒のように貧血をお越し死に至るものもあります。
 
 うさぎをケージから出すときは、これらのものが床に落ちていないのを、十分確認してから出してあげる必要があります。

 ウサギでは歯肉が白くなるくらい激しい貧血というのはあまり見かけませんが、その分実際起きたときは命に関わる緊急事態であるということを覚えておいてください。

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